オールスタッフ株式会社は、昭和38年3月30日に桜木森林組合より独立し、桜木製材株式会社として出発しました。その翌年、外材合理化工場を目指して社名をオールスタッフ株式会社に変更いたしました。設立後まもなく、当時としては県内屈指の注文挽製材工場を建設し、住宅産業に微力ながら貢献してまいりました。

戦後復興期の昭和20年代の製材工場は約34,000工場と言われておりました。昭和35年に開始された林野庁木材統計調査によると、昭和38年の25,295工場をピークに年々減り続け、平成24年は5,927工場にまで減少しました。これは、大工さんによる手刻み加工からプレカット加工に進化し、構造材のKD（人口乾燥）およびEW（集成）化が進み輸入材が増加したためと考えられます。

こうしたなか、当社は平成18年に地元掛川産材はじめ静岡県産材、従来の米材も挽けるお客様のニーズに応える製材工場に一新しました。

設立50周年となる平成25年には、次の50年に向かうべく工場を増築、事務所も建て替え、製材工場屋根には環境負荷軽減を目的に50kWの太陽光発電ソーラーパネルを設置しました。

私たちは常に新しい時代を見つめて、価値ある製品を提供するために変化してきました。

そして2020年の東京オリンピック・パラリンピックの主要施設には全国の森林認証材が使われています。当社でもFSC®森林認証材を納材させていただきました。

令和元年（2019年）5月オープンの掛川市「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス」木造施設に掛川産杉・檜FSC材を納材。県内初のFSC全体プロジェクト認証を取得しております。

これからも業界の発展、社会の発展に寄与すべく、報徳の精神を忘れず、従業員一同一丸となって努力を重ねて参る所存です。今後ともオールスタッフ株式会社をよろしくお願い申し上げます。